教授内容
ピンアン初段 | 糸洲安恒先生が公相君大の形の主技をもとに基本練習形として5種の形を創作したものである。特に、ピンアン初段はチャンナンという中国拳法の形を原形としているともいわれている。この形は初心者には難しくその後、易しいピンアン二段を創作された。 |
ピンアン二段 | 糸洲安恒先生が創作された形である。 |
ピンアン三段 | 糸洲安恒先生が創作された形である。 |
ピンアン四段 | 糸洲安恒先生が創作された形である。 |
ピンアン五段 | 糸洲安恒先生が創作された形である。 |
ナイファンチ初段 |
沖縄首里地区に古くから伝承されている形である。 |
ナイファンチ二段 | 糸洲安恒先生が創作された形である。 |
ナイファンチ三段 | 糸洲安恒先生が創作された形である。 |
ジオン | 沖縄泊地区の系統。ジオン,ジイン,ジッテ、この3種類の形はセットで伝えられてきた。 |
ジイン | 沖縄泊地区の系統。ジオン,ジイン,ジッテ、この3種類の形はセットで伝えられてきた。 |
ジッテ |
沖縄泊地区の系統。ジオン,ジイン,ジッテ、この3種類の形はセットで伝えられてきた。 |
セーサン | 那覇手にも同名称の形があるが内容は異なる。 |
アーナンクー | 沖縄泊地区の系統。 |
ソーチン | 新垣派の形。シソ−チンは那覇手。同じ様な名前だが別なもの。五十四歩と同様に摩文仁賢和先生はこの形を好んで演武された。 |
ワンシュウ |
松茂良派の形の主技を糸洲安恒先生が改作したもの。 |
ワンカン |
泊地方に伝承された松茂良派の形である。 |
ワンダウ | ワンダウは欠伝。 |
チントウ |
沖縄首里地区の系統。泊系の形を主技に糸洲安恒先生が改良したもの。 |
チンテイ |
沖縄首里地区の系統。チントウ,チンテイ,チンスウ、この3種類の形はセットで伝えられてきた。 |
チンスウ | この形を糸洲安恒先生が摩文仁賢和先生に伝授した後に一部不明の点があったらしく完全には伝承されずに現在は欠伝の止む無きに至っている。 |
シンパア | 新垣派の形。上地(上地完文先生)流系統の形。 |
ニーセーシー | 新垣派の形。 |
サンチン | 那覇手の基本形。 |
公相君大 |
クーサンクー、あるいはクーシャンクー、日本語読みでコウショウクンあるいはコウソウクンと読む。大島筆記によると、この形は、清朝の武官であった公相君が渡来して伝えたといわれる。パッサイの形と同様に多種の形が伝承されている。糸洲、北谷屋良(チャタンヤラ)、国吉等がある。 |
公相君小 | 糸洲安恒先生が創案された形である。 |
パッサイ大 | この形は伝承される先生により、多種のものがある。現在、伝承されているものは、当会のパッサイ大、花城、松村、親泊のパッサイ、他会派の多和田、石嶺、知花、松茂良、喜屋武、本部、松涛館等のパッサイ(またはバッサイ)がある。もとは同じと考えられているパッサイがこれだけ多様化したのは、その形を伝承された先達の空手に対する造詣の深さや、その先達の性格・体格によって変えられてきたのではないかと考えられる。 |
花城のパッサイ | 花城長茂先生は、前半の外・内受け動作は、左右の体捌きと腰を切る運動でやっていた。 |
松村のパッサイ | 松村派のパッサイで、多和田先生から知花朝信先生に伝えられた。知花朝信先生が好んで演武された形である。 |
親泊のパッサイ | 沖縄泊地区の系統。親泊興寛先生は、親泊のパッサイ形を研究した。 |
パッサイ小 | 糸洲安恒先生が、パッサイ大の形の主技をもとに創作したものである。 |
五十四歩 | 沖縄首里地区に伝承された古い形で、首里手糸洲派を代表する最高の形である。ソーチンと同様に摩文仁賢和先生はこの形を好んで演武された。 |
古流五十四歩 | 遠山寛賢先生が好んで演武された形である。 |
バッサイダイ (指定形) |
全日本空手道連盟指定の形である。 |
セイエンチン (指定形) |
全日本空手道連盟指定の形である。 |